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命のゆりかごー藻場再生へー【SDGs】

梅雨なのに連日の真夏日☀
週末、関東では最高気温35℃以上の猛暑日予報の所も…
気温が高くなるので熱中症には気を付けましょう。

 

海底一面に広がっていたカジメが消えた…
あれだけ捕れたアワビも10分の1くらいしか捕れず、海藻を寝床にする魚たちもいなくなりました。

2019年の台風19号の被害で海底の海藻が流されて消えた小田原の海に
「命のゆりかご」を復活させる試みが6月からスタートしました。
地元ダイバーや漁業関係者らがタッグを組み、神奈川県水産技術センターが
人工培養に成功した海藻「早熟カジメ」を植え付けた苗床を海底に設置しました。

(人工培養に成功した海藻『早熟カジメ』)

相模湾一帯ではこの10年で藻場が消失する「磯焼け」が拡大。
小田原の海も2018、2019年に相次いだ大型台風で大量の海藻が流されました。
温暖化で大型台風の上陸が相次ぎ、藻場再生の自然サイクルが間に合わなくなった。
少なくなった海藻をアイゴやウニが食べる→さらに藻場が減るという悪循環に…
温暖化で冬の海水温が上昇して寒さに弱いアイゴが越冬し、食害が加速。
アイゴすら不毛の海から姿を消してしまったのです。


藻場礁にくくりつけた苗から周囲の岩場に胞子を飛ばし、藻場の復活を目指す計画も、、、
最大のネックはカジメの成長の遅さ。
食害のリスクも高く、“救世主”として白羽の矢が立ったのは神奈川県水産技術センターが昨年、
人工の大量培養の技術を開発した早熟カジメでした。
通常のカジメは1年半をかけ成長するのに対し、早熟カジメは半年で繁殖可能。
「早熟なので、魚に食べられる前に胞子を飛ばし増えることができる」
藻場礁にも工夫を凝らしました。
苗を食べられないように金属のケージで囲い、底床には環境活性コンクリートを使用。
海中でアミノ酸が溶け出して海藻の成長を促すといい、地元企業が製造しました。

船で運んだ藻場礁を水深約13メートルの海底4か所に設置。
26年度まで事業を続け、藻場再生を図ります。
今後、ダイバーが定期的に見回り、藻場の成長確認や藻場に影響を及ぼす魚などの駆除もおこなうそうです。

全国でも約290の漁協で漁業者による藻場の保全活動が行われています。
1日でも早く藻場が再生し、生態系のバランスが回復するといいですね。
藻場の再生活動の参加者を募っている団体もたくさんあります。
海好きな方、ダイビング好きな方におすすめしたいのはダイビングをしながらできるボランティア。
日本各地で海底や湖底に沈んでいるゴミを引き揚げる活動(水中清掃)。
公益財団法人やNPOが主催するものから、各地のダイビングショップが主催しているものまでさまざま。
場所や日程など、ご自身の参加できるプランを探してみるのはいかがでしょうか。
普段できない貴重な体験ができるはずですよ☺

 

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