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カーボンニュートラルとは…?【SDGs】

近年、ニュースなどでもよく耳にするようになった「カーボンニュートラル」
いまいちピンとこない人もいるのではないでしょうか。
「カーボンニュートラル」とはいったい何なのでしょうか。

カーボンニュートラルとは?
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることです。
「全体としてゼロに」とは、「排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする」ことです。
つまり、現実には温室効果ガスの排出量をゼロに抑えることは難しいため、排出した分については同じ量を吸収または除去することで、
「差し引きゼロ(ニュートラル)にする」という意味です。
カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減 並びに 吸収作用の保全及び強化をする必要があります。
そのためには、まずは排出する温室効果ガスの総量を大幅に削減することが大前提となります。

排出量-(吸収量+除去量)=ゼロ

どの国がカーボンニュートラルを目指しているのか?

日本を含む124か国と1地域が、2050年までのカーボンニュートラル実現を表明しています。
これらの国の、世界全体のCO2排出量に占める割合は37.7%となります(エネルギー起源CO2のみ、2017年実績)
2060年までのカーボンニュートラル実現を表明した中国も含めると、全世界の約3分の2を占めており、
多くの国がカーボンニュートラルの旗を掲げていることがわかります。

 

カーボンニュートラル実現のためのさまざまな取り組み

上図は日本の温室効果ガス排出量データです。
【目標】
・平均気温上昇を産業革命以前に比べ
「2℃より十分低く保つ」(2℃目標)
「1.5℃に抑える努力を追求」(努力目標)
・このため、「早期に温室効果ガス排出量をピークアウト」+「今世紀後半のカーボンニュートラルの実現」

目標に対して下記のようなさまざまな取り組みがおこなわれています。
・水素やアンモニアなどCO2を排出しない原料での発電
・CO2を回収・貯蓄する取り組みや、回収したCO2による商品開発
・CO2の排出量に応じて課税する「炭素税」の本格導入
・CO2の排出枠を国や企業間でやり取りする「排出量取引制度」

排出量をゼロにすることが難しい分野も多くあります。
そこで、これら削減が難しい排出分を埋め合わせるために、「吸収」や「除去」をおこないます。
たとえば、植林を進めることにより、光合成に使われる大気中のCO2の吸収量を増やすことが考えられます。
CO2を回収して貯留する「CCS」技術を利用し「DACCS」や「BECCS」といった、
大気中に存在する二酸化炭素を回収して貯留する「ネガティブエミッション技術」を活用することも考えられます。
しかし、これらの技術の開発には大規模な設備と高度な技術が欠かせず、その実現には膨大な資金と時間が必要です。
このため、現在各国では、排出量の削減から取り組みが進められています。

「CCS」とは…「Carbon dioxide Capture and Storage」の略で、日本語では「二酸化炭素回収・貯留」技術と呼ばれます。
発電所や化学工場などから排出されたCO2を、ほかの気体から分離して集め、地中深くに貯留・圧入するというものです。
「CCUS」とは…「Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage」の略で、分離・貯留したCO2を利用しようというものです。
たとえば米国では、CO2を古い油田に注入することで、油田に残った原油を圧力で押し出しつつ、CO2を地中に貯留するという技術が使われています。
DACCS(direct air capture with carbon storage)とは…大気中にすでに存在するCO2 を直接回収して貯留する技術。
BECCS(bioenergy with carbon dioxide capture and storage)とは…バイオマス燃料の使用時に排出されたCO2を回収して地中に貯留する技術。

国や企業がおこなっている取り組み以外にも個人で取り組めることもあると思います。

環境省「脱炭素ポータル」
https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/index.html
では脱酸素についてさまざまな情報発信がされています。
興味のある方はサイトを覗いてみてください。
知らなかったことを知るきっかけになると思いますよ♪

 

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