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【船の廃棄方法】ボートのリサイクルについて【SDGs】

FRP(Fiber-Reinforced Plastics)は、プラスチック樹脂と繊維(一般的にはガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維など)を組み合わせて
製造される複合材料です。
これらの繊維はプラスチック樹脂に埋め込まれ、強度や耐久性を高める役割を果たします。
FRPは多岐にわたる産業で使用されており、現代のほとんどのプレジャーボートはFRPで製造されています。
FRPは軽量でありながら強靭な性質を持ち、耐腐食性にも優れています。
そのため、航空機の部品、自動車のボディパーツ、風力発電のブレード、スポーツ用具など、多くの産業分野で使用されています!

FRPは壊れにくいため、一般的なプラスチックと比較すると廃棄処分が難しい素材です。
しかし、今から約20年前にFRP廃棄物(廃FRP)をセメント製造時に燃料及び原料として使用できる{セメント原燃化}手法が実証され、この手法が国から正式に認められました。これにより「FRPはリサイクルできる」と言えるようになりました。

リサイクルの主な課題としては下記のものが挙げられます。

1. プラスチックと繊維の分離
FRPを再利用するためには、プラスチック樹脂と繊維を綺麗に分離する必要があり、高度な技術・コストが求められます。

2. コストとエネルギー消費
FRPのリサイクルは、複雑な工程や高度な技術を必要とするため、費用やエネルギー消費が大きな課題となっています。

3. 再利用価値の低さ
リサイクルの工程はとても複雑なため、リサイクル後のFRPの性能が劣化することがあります。

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4.法的規制が不十分

世界全体として、FRPのリサイクルに関する法的規制がまだまだ不十分です。
日本では、持続可能な資源管理の一環として、FRPリサイクル技術の開発や普及を支援しており、
関連する補助金や研究助成金が提供されています。
日本マリン事業協会公式HPでは、FRP船のリサイクル手続きについて詳しく紹介されています。

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